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良い会社は社員を駄目にするか?


The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件


Googleはエンジニアにとって本当に良い会社だけど, 結果的にそのせいで
Google以外の場所では生きられなくなるのでは?という話。
これと似たような傾向はMicrosoftにもあったらしい。
別に子供扱いしてるんじゃなくてノイズを完全に消し去るという感じ。
以下, 有名な元Microsoft社員の方のブログ(片方はその日本語訳)より引用。

この6年間で一番学んだことは、作ったテクノロジーをビジネスに結びつけることの難しさ。 マイクロソフトにいた時の、「作っていれば誰かが売ってくれる状態」がめったにないほど 恵まれている特殊な状態だったことが身にしみて認識できた。(マイクロソフトにいた時の「作っていれば誰かが売ってくれる状態」がいかに恵まれた状況だったかを再認識してみる : Life is beautiful)

ソフトウェアというのはソフトウェア開発者とユーザとの間の対話だ。 しかしこの対話を可能にするためには、たくさんのソフトウェア開発以外のことが必要になるのだ。 マーケティングはもちろん必要だが、そのほかにも広報活動とか、オフィスとか、 ネットワークとか、インフラとか、オフィスの空調とか、カスタマーサービスとか、 会計とか、それにサポートの仕事が山ほど。 (中略) Microsoftはこの抽象化を作り出すことに非常にたけており、Microsoftの卒業生たちが 会社を起こしてもなかなかうまくいかないことはよく知られている。 彼らはデッキの下でいかに多くのことが行われているかを単に理解できず、 それを再現することができないのだ。(開発抽象化レイヤ : Joel on Software Translation Project)


開発者にとって過ごしやすい環境のせいで開発以外の部分が見えなくなるっていうのは
ありそうな話だけど, それと社員が駄目になることについてはあんまり関係がないと思う。
むしろ, 開発者が自社製品を開発することに興味を失ってしまうことの方が問題なんじゃないかと。
実際, そのせいでMicrosoftの開発者がGoogleに流れたっていう話はよく見かけるし。


いつの日かGoogleより開発者にとって魅力的な第3のMicrosoftもしくは第2のGoogleが登場して,
技術に特化した人はそっちに流れて, テクノロジーをビジネスに結びつけられる人は起業して,
みたいなサイクル。


そんな風に歴史が繰り返されるんじゃないかと。まあ, Googleの天下はまだまだ続きそうですが。