dtl-1.07
http://code.google.com/p/dtl-cpp/
dtl-1.07をリリースしました。今回の変更点は以下になります。
- インデントサイズを2文字から4文字に変更
- onlyEditDistanceフラグがONの場合にメモリリークが発生するバグの修正
- 特定のパターンのdiff3の際に衝突箇所の検出が意図した通りに動作しないバグの修正
- examplesプログラムとtestプログラムをSConsでビルドできるようそれぞれのディレクトリにSconstructファイルを追加
- 64bit環境への対応
64bit環境への対応について
以前のdtlではint型とsize_t型が共に4バイトであるというのが前提のコードになってしまっていて、int型が4バイトでsize_t型が8バイトであるような環境(x86_64)だと比較する要素列のサイズによっては誤動作するリスクがありました。*1今回の修正はそれに対するもので、要素列のサイズが動作する環境のsize_t型が扱える値であれば正常に動作するようにしました。内部ではlong long型を使っており、これが実際に扱える範囲のサイズになります。
*1:なので、Visual Studioでビルドすると警告の嵐。また、GCCはチェックが甘いのか-Wallを付加しても何も出ない。