決断力
木曜は一番作業がはかどる日だ。朝の講義を1つ受けたら後は完全フリーなので
ひたすら本を読むかコードを書く(院試?ラ, ライシュウカラネ)。
夜になって雨が降ってきて急いで洗濯物を取り込んだり, 部屋の掃除をしたりとバタバタしたので
それからはいつもの慌ただしい日と一緒になってしまったけど。

- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07
- メディア: 新書
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というわけで昼過ぎに読み終わった。内容はほとんど将棋の話なのだけど,
ほかの分野に応用が効くであろう考え方がいっぱい書いてあるので
将棋に興味にない人でも読む価値は充分あるかと。
情報は「選ぶ」より「いかに捨てるか」が重要
私はパソコンで知った情報は、「その形にどれぐらいの深さがあるか」で、研究するか、
しないか決める。「これは半年もすれば通用しなくなるな」と思えば、それまで。
「これは掘り下げる余地がありそうだ」と感じられれば、将棋盤に実際に駒を並べて
分析・研究を進めていく。そこの判断基準は勘であり、直感だ。
つまり, 情報をいくら分類、整理しても、どこが問題かをしっかりとらえないと正しく分析できない。
さらにいうなら、山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、
「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが重要なのである。(第四章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報)
これってRSSリーダーにフィードを登録しすぎて,
「多過ぎて時間ねぇ〜」とか言う人が聞いたら( ゚д゚)ハッ!って思うハズ。
自分も一時期RSS登録しまくったり, メールを1日数十通見たりしてて
うんざりしてた時期があったんだけど, もう敢えて全部見ないことにしている。
タイトルか最初の2, 3行を読んでおもしろそうじゃなかったら次のを読んで
面白そうだったらそのまま読むみたいな感じ。(コン部のMLはちゃんと全部目を通してますよ(^^)。たまに忘れるけど)
知識を「知恵」にする
何かを「覚える」、それ自体が勉強になるのではなく、それを理解しマスターし、
自家薬籠中のものにする-----その過程が最も大事なのである。それは他人の将棋を見ている
だけでは、わからないし、自分のものにはできない。自分が実際にやってみると、
「ああ、こういうことだったのか」と理解できる。理解できたというのは非常に大きな手応えになる。
なによりもうれしい。そして、新しい発見があるとまた次も頑張ろうと、フレッシュな気持ちになれる。
(第一章 勝機は誰にでもある)
とにかく実践することが大事。何かアイデアがあったり浮かんだりしたら
とりあえず, コードを書いてみる。全部できるわけではないけど,
できたときはホントにうれしいんだよね, これが。
集中力だけをとりだして養うことはできない
誰でも、これまでに興味を持って夢中になったものがあるだろう。遊びでもゲームでも何でもいい。
そのときの感覚であり、充実感だ。それを思い出せば、集中力のノウハウはわかるはずだ。
逆に、興味のないことには集中できない。誰でも、自分が集中できる型を自然につくっているはずだ。
何かに興味を持ち、それを好きになって打ち込むことは、集中力だけでなく、思考力や想像力を
養うことにもつながると思っている。(第三章 勝負に生かす「集中力」)
つい最近のことだけど, 集中して本を読んだり, コードを書いたりするにはどうすればいいのか
考えるようになった。多分忙しくなったからだと思う。
とりあえず, 音楽は極力かけないことにした。
食器洗いとか普通にWebサーフィン(死語?)するとき等は別に問題ないんだけど,
読書とコードを書くのは別だ。たまに音楽聞きながら読んだり書いたりすることもあるけど,
何か難しいようなことをする場合はかけない方がいい。絶対に気が散る。
余談:
さっき, TVつけたら羽生さんの特集(?)をやっていた。
本に書いてることとほぼ同じことを言っていた。